ひみつ日記

作家のような気がする定金伸治のてきとうな日記です。男のダンディズムについて深く語ってます。ウソです。

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■ 2004/01/12
    ハードディスク内を整理していたら、昔の日記(ほとんど月記でしたが)のログが出てきた。
    見てみると、3年ぐらい前に下のようなことを記述していた。

    > さだかねは知る人ぞ知る睡眠チャンピオンなのですよ。
    > もう生まれてこの方、寝られなくて困ったという経験がありません。
    > 会社を辞めた直後なんかは、
    > 12時間眠る→3時間ほど本を読んだりして過ごす→ゴハン食べたら眠くなって昼寝→6時間ほど寝る→3時間ほど本を読んだりして過ごす→風呂に入ったら眠くなって12時間寝る
    > という生活を一ヶ月ほど繰り返したりしてました。

    > 睡眠道のジャンルは「早眠り」と「大眠り」の二つに分かれると思うんですが、さだかねは間違いなく両方の部門で超一流です。大食いの白田くん並みです。
    > スリープバトルとか大眠り選手権ってのがあったら、一躍スターになれるのに。そういう企画はないんでしょうか。これほどの天才スリーパーが認められないというのは、世界の損失なのに違いありません。

    > さすがにいまでは仕事もあるので一日10時間ぐらいで我慢してますが、それでも「スキがありしだい寝まくってやるッッ!」という研ぎ澄まされた獣の感覚は衰えてはいません。これから先、さだかね超えを果たすアスリートは登場するのでしょうか。候補がいたら教えてください。

    なんというか人間というのは成長しないものであった。
    これまで、結構意識して文体や内容を時々変えてきたはずだったのだが、なんか昨日と同じこと書いてるのであった。
    愕然。

    ちなみにいまは9時間ぐらいです。
    3年で1時間分。
    この3年で、イチローや松井はメジャーに行ったり、高校生が文学賞を取ったり、サラリーマンがノーベル賞に輝いたりしてるのに、わたくしは睡眠1時間だけの成長。
    向上心がないにもほどがある。

    むしろ己の生き方を貫く漢であると解釈して、事実から目を背けることとする。

    というか大食いの白田くんって懐かしすぎ。

■ 2004/01/11
    わたくしはたくさん眠る人なので、睡眠時間を減らそうとこれまで努力を重ねてきました。
    が、最近の脳科学によれば、たくさん寝る人はたくさん寝るべきである、ということになってるようです。
    大雑把に言うと、思考量が増えるほど睡眠も多く必要になる、とのこと。

    ただしこれは、短眠の人は考えが浅い、ということではありません。
    短眠の人は、身の回りのルーチンワークを、人よりも効率よく脳内で処理している場合が多いのですよ。
    じつは、日常生活での習慣的な行動というのは、ほとんど大脳を使わずに処理されてるんですよね。
    朝起きる、電気をつける、立ち上がる、ドアのノブを回す、歯磨き粉を握る……というルーチンワークに、手足の動かし方をじっくり確かめながらやる人はあまりいません。
    たとえば、トイレの電球が切れてるのがわかってるのに、ついいつもの癖でスイッチをつけてしまう、なんてことがあるでしょう。
    これも、大脳をほとんど使わず、反射的に身体が動いているわけです。

    しかし、この自動処理化の効率は、人によって差があるのです。
    この効率が低い人は、たとえばドアのノブを回す時にも、つい「これが血塗られた手首だったら……」とかいったことを頭に浮かべてしまい、大脳を使ってしまうのです。
    逆に短眠の人は、考えるよりもまず行動、というカンジで、大脳を余計に動作させないわけです。
    余計なことで考え込んだりしないで、次々に行動を処理していくわけですね。
    普段の仕事などでも同じです。短眠の人は仕事に慣れるのが早く、しかも迷ったり悩んだりせずに手を動かすタイプの人が多いようです。

    それに対して長眠の人は、一つ行動するのにも一々疑問を感じて迷ったり、空想をしたりしがちなので、大脳を早く疲労させてしまうのです。
    そのため、睡眠量が多く必要になるわけです。

    社会人としてはたいてい、短眠の方が有利なのは確実でしょう。
    ただ、作家みたいな仕事の人間には、なんでもないことで考え込む人の方が有利なことも多いです。
    ……という理由をつけて、今日もわたくしはたくさん眠るのであった。
    フッフ。
    スキがありしだい寝まくってやるッ!
    というこの気高い精神。

    バキねたに走ってしまった。
    まあ、たまにはこんなトリビアな話もよいか、と。
    普段、役に立つ話を書いたことがないだけに。
    科学雑誌の受け売りですけど。

■ 2004/01/09
    一昨日、うんこをしていたら、東佐紀さんからの荷物が届いた。
    排泄の真っ最中に宅急便。
    排泄の真っ最中に宅急便。
    ピンチ度の高さを、繰り返しによって表現してみました。
    まさに男子としての決断力が問われる場面と言えよう。
    この窮地にわたくしはあえて、宅急便と大便はなぜ同じ『便』という漢字なんだろう、と呟いてみた。
    何か対応を間違ったっぽい。
    しかし、なんで同じなんでしょうね。
    それ以来、クール宅急便と聞くと、クールにお宅へ急いで便を届ける爽やかな青年が連想されて困りものです。
    ウソですが。
    まあ、どうでもいい話です。
    「さとう球緒、高見盛はタイプじゃない発言」と同じぐらいどうでもいい話です。

    あ、荷物はお土産のお酒であった。
    東さん、ありがとうございます。
    おいしくいただきました。

    ところで先ほど、ファミレスで仕事をしていた時のこと。
    金髪で、襟足だけが妙に長い辰吉のような髪形をした子どもが、「キーーーッ!」と叫びながら通路をひたすら走り回っていた。
    わたくし、
    (これで名前が『翔』とかで、母親が『樹里亜』とかだったら、すごくおもしろいんだけどなあ)
    とか思った(勝手なイメージですみません)。

    するとしばらくして、遠くの方のヤンママが、
    「翔ー。そろそろ帰るでー」
    と、その子に声をかけた。

    新年早々、おそろしくどうでもいいことに運を使ってしまった。
    無念。
    まあ、どうでもいい人生を疾走するわたくしらしい出来事。

■ 2004/01/07
    いやはや、逆上したくなるほど寒いですね。
    この季節になると、わたくしはよく鍋をやるのです。
    新春鍋フェスタです。
    ちなみに、最近特にこってるのはキムチ鍋なのです。
    いろいろと試してみた結果、下記のレシピで作製するのを好んでます。
    もっと美味くする方法があったら、誰か教えてください。

    1.煮干しでダシを取る。
    2.鍋に手羽先、ニンニク、ネギ、ニンジンを入れ、2時間ほど煮込む。
    3.フライパンにゴマ油をしき、豚バラとキムチを砂糖醤油で炒める。
    4.2の鍋にブイヨンを入れ、キャベツやトウフやタマネギなども適当に入れる。
    5.5分ぐらい煮る。
    6.最後に豚キムチを入れる。
    7.ほどよいところで、味見をする。
    8.思い通りの味でないことに激昂し、奇声を発しながら玄関から飛び出す。
    9.チェーンソーやナタを振りかざし、ホッケーマスクを被って道行く人々に襲いかかる。

    ぼくは最近、週に1回ぐらいこのレシピで鍋を楽しんでます。
    皆さんもぜひお試しください。
    あ、ちなみに、この中でも特に重要なのはホッケーマスクですよ。
    これを使うかどうかで完成後の味がまったく違ってくるので、ご注意ください。

    ではでは。

■ 2004/01/05
    ステレオグラムというやつがあるじゃないですか。
    あれって、ホントに立体に見えるもんなんでしょうか。
    何度挑戦しても、3Dに見えないんですよ。一度も見えたことないのです。
    なぜなのだ。
    人間として何かが欠けてるんでしょうか。
    もう手首を切った方がいいんでしょうか。
    生まれてすみません。
    てへへ。

    それにしても、これはじつはどっきりカメラなんではないかという気がしてきました。
    ホントは3Dに見えてる人なんていないのでは、と。
    わたくしと接する人が、みんなで示し合わせてウソをついているのではないかと。
    あるいはぼくが小説賞を受賞して本を出してるというのも、じつは全部どっきりカメラなのではないかと。
    あるいはこの世界は箱庭で、周りの人は全部、外の人が操るロボなんではないかと。
    ありきたりな妄想ですね、と心の声に突っ込まれる。
    ……が、その心の声というのも、じつは自分ではなく外の人の声なんではないかと。
    そんなこと思ったりしませんか。たまに。

    ていうか今日び、どっきりカメラって。

■ 2004/01/03
    ゼンゼン関係ない話をしていいですか。いいことございませんか。では一応、明けましておめでとうございます。

    元日にテレビをボケッと見てたら、チョウ・ユンファが日本語で漫談をしてたのですよ。
    よく見るとどうやら別人のようだったんですが、驚きました。
    ちょっと似すぎです。いったい誰だったんでしょうか。
    この世にあんなにソックリな人間が存在していいものか。
    ハトが飛んだら急にスローモーションになって撃たれるのではないかと心配です。
    急いで本人に危険を知らせにいかねばなりません。
    テレビに堂々と出てる場合じゃないですよ!

    というか本当にあれはいったい誰だったのか。
    どなたかご存じありませんか。
    途中で他の番組に変えたので、結局わからないままなんですよ。気になる。

    ちなみにぼくは「男たちの挽歌」の大ファンです。
    5回ぐらい見ました。
    漢なら「ロッキー」と「燃えよドラゴン」と「ドラゴンへの道」と「男たちの挽歌」と「ベン・ハー」と「ジハード」はゼッタイに見ないといけません。
    見てない人は漢とは認めません。
    漢として世に認められたい人は、上の作品を必ず見てください。

    ひそかに自作を紛れ込ませて少しでも売り上げ増を図ろうとする卑劣さもまた漢。

■ 2004/01/01
    元日。
    じつはわたくしはこの日が好きではありません。
    次のような計算で、人から自分がどのように思われているか、おおよそが計れてしまう日だからなのです。
    毎年、烈しくヘコんでしまうのでありますよ。
    皆さんも計算してみてください。

    (年賀状を受け取った枚数)−(年賀状を出した枚数)=(自分の好感度)

    これがプラスの人は、周囲から好感をもって受け入れられているので自信を持ってください。
    ちなみに、ぼくは下のような感じでした。

    昨年が、
    (11枚)−(25枚)=−14
    そして今年が、
    (9枚)−(30枚)=−21

    …………。
    …………。
    ガーーーーーン!!
    ザ・号泣。
    まさか去年よりもさらに7ポイントも嫌われてしまっていたとは。
    正月早々、本気でヘコむ。
    もうおまえらには年賀状は出さんッ!(←気分は形而上の榎田くんのパクリ)

    あ、冗談ですからね。
    華麗なパクリを今年もお見せしたかったのです。
    これぞプロフェッショナルの意地。
    まさに優美。
    でも年賀状の枚数は事実。

■ 2003/12/31
    いつの間にやら大晦日ですよ。
    うっかりしてるうちに。
    早いもんです。
    テレビ何を見ましょう。
    格闘技に興味のない人は、今年は何を見ればいいんでしょうね。いや、ほんとに。
    ぼくはプロレス好きだからいいんですけど。
    なんにせよ、去年猪木祭が20%だったからといっても、20×3=60%にはならないでしょう。
    紅白が史上最低視聴率を更新するかもという噂ですが、意外に高くなりそうな気がしたりします。
    まあ、どうでもいい話です。

    いまのうちに来年の目標を決めておこう。
    「携帯電話を買う」
    これに決めた。
    じつは、携帯電話って買ったことないんですよ。PHSをVISAの通信販売で入手したことはあるんですけど。
    どうも携帯ショップってオシャレな感じで、ぼくのようなオッサンには入りづらいんですよね。
    オシャレなブティックなんかと同じで。
    中に入ろうとしたら、オシャレな店員がツカツカと歩み寄ってきて、
    「お客様、当店はドレスコードがございまして……」
    とか言われそうな気がして怖いのでありますよ。
    スーツではダメなのですかと訊いたら、
    「申し訳ございませんが……」
    と温かい笑みと冷やかな目で追い返されそうな気がして怖いのでありますよ。
    6割ぐらいウソですが。
    とにかく、なんとかせねばなりません。

■ 2003/12/28
    実家に帰省すると、おもしろい手紙が届いていた。
    「ご母校の卒業生のご縁談を取り持たせていただいている者です」
    という手紙であった。読んでみると、
    「おもに○○女学院や聖△△大学を卒業されたお嬢さま方を紹介させていただいています」
    とあった。そして、
    「縁談とは、双方のお釣り合いが大事と心得ます。私どもとしては自信と誇りをもってお世話をさせていただく所存です」
    といったことが書かれていた。

    思わず、
    「三十二歳、無職引きこもり。趣味:たき火」
    と嘘偽りなく返答してハガキを送ったらどうなるか、猛烈に実験したくなった。
    どんなお釣り合いをお世話されてしまうのだろうか。
    人間としての価値を提示されるような気がして、おもしろおそろしい。
    チンパンジーのアイちゃんとか紹介されたらどうしようと思った。
    まだチンパンジーぐらいならいいが、コミュニケーションのとれない妙な物体とか紹介されたら、と思うとこわい。
    カレーライスとか。
    というかまたカレーライスですか。
    アンタ、カレーライス好きですなあ。

    なんにせよ、
    「ご両家の皆様、本日は、定金伸治さんと鈴木カレーライスさんのお見合いの席にお越しいただき……」
    といったことになったら、どう対応すればいいのだろうか。
    悩む。
    なんせ、仲介をしてくださったセレブな老夫婦は、穏やかな微笑みを浮かべてわたくしを温かく見つめているわけである。
    しかし、内心では
    (お前のような引きこもりのクズには、その程度がお似合いなんだよ!)
    と思ってるのがわかってるんである。
    しかも目の前に座ってるのは、ほかほかのカレーライス。
    そして最後には、
    「さあ、ここからは若いお二人に任せて、年寄りたちは外に出ましょうか」
    とか言われて、カレーライスと二人っきりにされるわけである。

    まわりにカドが立つのが怖くて、カレーライスに、
    「ご趣味は……?」
    などと訊いてそうな気がする自分に絶望。

■ 2003/12/27
    先日、突発的に自宅のマンションの名称が変わった。
    東京から帰って来たら、唐突に表札が変わっていたのであった。
    しかも、連絡はほとんど事後承諾であった(上京してる間に連絡が投函されてたので)。
    驚き。
    こういうことってよくあるもんなんでしょうか。
    一時、宅急便などが届かなくなって困り果ててました。

    まあ、まともな名称だったからまだ良かったものの、これがいきなりエロい名称とかに変更されたとしても、住人は何も文句は言えないもんなんだろうか。
    あるいは、
    「京都市左京区○○町202 キン肉ハウス103号室」
    とかになったら。
    そんな悪夢にうなされる昨今になってしまった。

    悔しいので、将来自分がマンションのオーナーになって、復讐をすることを考える。
    意外と難しい。
    タイガーマスクとかカレーライスとか、地味に恥ずかしくていいかもしれない。
    カレーライス101号室。
    なかなかいい感じ。
    あるいは、むちゃくちゃ長い名称にするとか。
    スーパーウルトラグレートデリシャスワンダフルボンバーとか。
    おお、燃えるお兄さんではないですか。懐かしい。
    やるじゃない。

    そんなことをこの年の瀬にずっと考えていた。
    ほかにはなんにもしてません。
    今日した行動と言えば、砂糖を舐めてたことぐらいしか思い出せないのであった。
    新シリーズのことをちゃんと考えてるか電話を先ほどくださった男前編集者F田さんは、たぶん今頃激昂。
    まあ、それもまたオツ。

■ 2003/12/24
    トルコに行けなくなってしまった。
    安全が確保されるまではツアーを中止します、と旅行会社から連絡が来たのであった。
    まあ、こういうのはプロに判断を任せるのが正解であろう。
    しかし、しょんぼり。
    楽しみにしてたのに。
    まさかちょうど出発の時期に戦争が始まろうとは。
    でも安全になったら行くのだ。
    次の次の次ぐらいの作品で使いたいし。
    それにしてもしょんぼり。

    あ。
    ふと気づくと、いつの間にやらクリスマスではないですか。
    なんてこった。
    それにしても、サンタというのは本当にすべての子どもたちにプレゼントを投下してるんでしょうか。
    どうしても「すべての子ども」という部分で引っかかるのであった。
    いったいどのあたりまでを子どもと判定しているのか。
    最近は小学生でもカツアゲをしたりしてるそうなので、実年齢できっちり分けるのには問題があるはずである。
    小学生でもカンゼンに大人な感じの人もいれば、定金のように第二次性徴が高校生の頃だったという人もいるだろうし。
    とすると、子どもらしい純真さに反応するのだろうか。
    しかしそれならば、純真そのものな森の妖精であるわたくしのところに来ないのはおかしい。
    まったく難しい命題である。

    といったことを考えることで、例年のごとく現実から目を逸らして過ごす。
    32歳となっても、この人生の姿勢は変わらぬ。変えぬ。退かぬ。拳王は決して地に膝などつかぬ。
    まさに漢の姿と言えよう。
    またもやわたくしの強力なカリスマを日記で露わにしてしまった。
    臣下に加わりたがる人がさらに増えやしないかと心配でならない。
    いやはや。

■ 2003/12/23
    昨日の出来事の後、いつの間にか乙一さんちに連れ込まれて、変死隊というバンドのMDを握らされていた。
    それにしても、テトリスでL字ブロックを失敗して積んでしまったような、奇妙な形の家であった。
    ひまわりさんという人(男前)が、メイドのように洗濯物を畳んだりごはんを作ったりしていた。
    面白かったのであった。
    でも酔っぱらっていて会話の内容をよく覚えてないので、日記のねたはありません。
    すみません。
    なんとなく、
    「箱根駅伝を見て泣かないのは人間としてダメなのである」
    と難詰したりしてたのは覚えてますが。

    あ、そういえばもう一つ。
    よく中身の詰まったリュックを携えているのを見かけるので、
    「その中身は生首なのですか」
    と怯えながら質問してみたりしていた。
    「惜しいですね。干し首なので」
    と答えが返ってきたりしていた。
    そうか干していたのかと感心したりしていた。
    なるほど、その方が携帯には便利。
    さすがプロはひとあじ違うと言えよう。

    あと、西尾維新さんからもらったというルービックキューブがあった。
    いいなあいいなあと身悶えしつつ、パクって帰ろうかと密かに付け狙った。
    しかしそんなことをしたら、鈍器のようなものでぐったりするまで殴られたりしそうなので、やめておくこととしたのであった。
    好判断。
    でも烈しく無念。

    ところで先ほど、変死隊のMDを聞いてみた。
    「カタ焼きそばって言ったのに」とか、そういうネガティブな歌詞がえんえんと続くMDであった。
    松原さんから、
    「軽く死にたくなりますよ」
    と聞いていたのだが、まったくその通りであった。
    素敵体験。

■ 2003/12/22
    昨日はジャンプフェスタというイベントに行く予定だった。
    しかしどういうわけか、ファミコンのアストロロボ・ササをプレイしていた。
    なんか恵比須で昔のゲーム博物館みたいなのをやってて、そこに行ったのだった。
    まさか、思春期にお金がなくて諦めたゲームを、いまになって交通費3万円を払ってプレイしようとは。
    まったく人生というのはわからないものです。
    あらためて痛感。

    あと、人体の不思議展というところに行った。
    本物の死体を展示しまくっている展覧会であった。
    全員、お尻に鉄の棒を突き刺されていた。
    すごかった。
    それにしても、物凄い人出であった。
    どうやらかなり人気の展覧会であるようだった。
    一緒にいた乙一さんが、こんなに人から注目されるのなら自分も献体してみようかなあ、ということを言っていた。
    なるほどいい考えだと思った。
    しかしながら、
    「意識が残ってるかもしれないし、お尻に鉄棒を刺されたままだと痛くてツライですよ」
    と指摘することも、慎重なわたくしは忘れなかったのであった。
    すると、
    「ああ、そうですねー。それに、見られて顔を赤らめないようにするのがたいへんそうですね」
    と答えが返ってきた。
    確かにその通りであるとぼくは大きな感銘を受けた。
    ぼくもこれからは、殺されて解剖される時に顔を赤らめないよう、いまのうちに訓練しておかねばならないと痛感させられた。
    また、日頃から常にそれほどの心構えを携えて生きている彼はさすがだと思った。

■ 2003/12/21
    そういえば、パーティなどで作家さんとお会いしたとき、いつも烈しく懊悩することがあるんである。
    それは、相手の著作についてどれぐらい触れるかという問題なのであった。

    相手の著作についてまったく話題に出さなかったら、こちらが
    (アンタの著作なんてゼンゼン知りませんよフン)
    と思っていると思われるのではないかと思い悩むのだ(難しい日本語)。

    しかし、かといって相手の著作について触れるのがよいかというと、これがそうでもないのである。
    作家さんの多くは恥ずかしがりであって、自分の著作について話されると恥ずかしくていたたまれなくなったりする人も多いわけである。
    ちなみにわたくしもそうだ。
    お会いした人に「○○があのシーンで××したのが……」とか話されると、嬉しいのではあるが、恥ずかしくて逃げだしたくもなってしまう。というか実際に逃げだす。

    まったくさじ加減が難しい。
    どうすればいいのかといつも悶絶に悶絶を重ねる。
    んもう実際七転八倒である。
    いや、ほんと皆さんどう対処しておられるんでしょうか。

    とりあえず自分が恥ずかしくなるタチなので、できるだけ相手の著作についていろいろ訊いたりするのはしないようにしている。

    が、これが好きな本や漫画の作者さんに会ったりすると、ついいつの間にか、その著作についてあれこれと訊いてしまってたりするのだ。ファン心理というやつである。普段自分が恥ずかしいと思ってることなのに、それをスッカリ忘れてしまうんである。
    そして、相手の顔に浮かぶ恥じらいと困惑の表情。
    そして、うわあああっオレはひどいやつだっっ、と逆境ナインの不屈闘志のごとく逃げ出すわたくし。
    そして、トイレの個室で頭を抱えて大後悔しまくるわたくし。

    出版社パーティにおける恒例の個人的光景なのであった。
    男塾名物。

■ 2003/12/19
    そんなわけで先日、手塚赤塚賞パーティに行ってきたのであった。
    すごい数の人出であった。
    例年こんなに出席してましたっけ。
    数年前来た時は、もうちょっと少なかったような。
    まさに立錐の余地もないといった趣。
    わたくし、あんなにたくさんの人を見たのは、数年前アポロと闘った際、トレーニングで階段を駆け上っていたら物凄い数の子ども達に追いかけられたとき以来のことであった。
    おそるべしジャンプ。

    それにしても、満員電車のような会場を見て、ここに真三国無双の関羽がいたらまさしく一網打尽だなあとか思っていた。
    あっというまに千人斬り達成。
    爽快感抜群。
    そしてたちまちのうちに、会場は肉まん(点心でしたっけ?)だらけになってしまうわけである。
    パーティの間ずっと、その肉まんだらけの光景を想像していた。
    シーンとなったパーティ会場に、ほかほかの肉まんが出席者の数だけ転がっているわけである。
    しかも血まみれ。
    なんという平和で平穏な光景。
    そこにはもはや、余計な気遣いも争いもない。
    肉まんだけに、心温まるとさえ言えよう。
    人類はみな肉まんになるべきである、とこれからは強く主張していこうと思った。

    関係ないが、この日一日だけで、「エロいっすね……」という言葉を14回使った。
    なんでそのような事態になったのか。
    よほど周辺にいた人達がえろかったのに違いない。

■ 2003/12/18
    しばらく日記を休んでいてすみません。
    カンゼンに風邪ひいてました。
    1000人単位でゲストが来る手塚赤塚賞パーティあたりで、菌を拾ってきたのでした。
    パーティの前後から、「あ、これはヤバいヤバい……」という感覚があったのですが、帰りの新幹線に乗った時点で力石のごとくダウン。
    いきなりコンビニ袋に戻してしまう始末。
    通路を挟んだ隣に座っていた白人のビジネスマンに、
    「大丈夫ですか?」
    と訊かれる始末。
    さらに近くのおっちゃんに
    「兄ちゃん、ユンケルやったらあるで?」
    と訊かれる始末。
    こういう時にもユンケルって効くのかと思ってちょっと面白かった始末。
    恥ずかしくて電車から飛び降りそうになりました。

    それにしても、口と肛門から水分がじゃんじゃん流出するんですよ!
    まさしく湯水のごとく。
    ちょっとしたゾンビ気分を満喫。
    それでここんとこ毎日おかゆです。
    かゆ……うま……。
    って感じです。
    微妙に古くてすみません。
    今年の風邪は内臓系かもしれません。
    皆さんも気をつけてください。

    というかこんなことを書いてたら、遊びに誘ってくれた人に気を遣わせてしまいそうな心配を持った。
    そんなことないのでまた誘ってください。ぜひ。
    にしても、普段からもう少し外出して菌への抵抗力を身につけねばなるまいとか実感した。
    まあ、ぼくの正体は森に住む妖精なので、都会の汚れた空気が苦手なのは仕方のないことなのかもしれませんが。

    明日は手赤賞パーティの話でもしますか。
    面白かった。

■ 2003/12/14
    オンラインDVDレンタルというのを愛用している。
    およそ月3000円で借り放題というシステムで、なかなか便利なんである。貸し借りに店まで行かなくていいというのが何より便利。拙者の場合、月に20枚以上レンタルしてるので、コストも一枚150円程度だし。
    借りたその日にディスクを返却できるような引きこもり人間には、かなりオススメですよ。

    だが、こないだついに、郵便事故に遭遇してしまった。
    いつもディスクはクロネコメール便で送られてくるのだが、クロネコの人は確かにポストに入れたと言ってるにもかかわらず、ディスクが届かなかったのだ。
    2日に1回の割合で利用するのでクロネコの人も場所を覚えていたようで、届け間違いということはないようだった。
    つまり、おそらくは盗難なのであった。

    幸いわたくしが利用しているDISCASというところは、郵便事故などでは賠償しなくていいことになってるので、そのへんは問題なかった。
    しかし、ポストを誰かに覗かれてるというのは未だに不気味。吉田不気味。
    正確には吉田ぶきみだったでしょうか。
    あ、それにしても驚愕するほど関係ないですが、いまから思うと、吉田ぶきみってゴスだったですね。
    時代を先取りしすぎたということでしょうか。
    というか近況などご存じの方はおられませんか。
    ぼくはファンだったのですけど。

    と、話を脱線することで現実から目を逸らして過ごす。
    まさしくわたくしの人生そのものの姿勢。

■ 2003/12/12
    先日、ジャンプノベル作家仲間である松原真琴さんが誕生日プレゼントを送ってくださった。
    ありがとうございます。

    ところで、その箱の中身にわたくしは烈しく動揺した。
    梱包材代わりに、ものすごい量のベビースターラーメンが詰められていたのだった。
    (梱包材が必要)→(ベビースターラーメン)
    というその驚異的な跳躍。
    しかも賞味期限が全部バラバラだったのが味わい深かった。
    もしかするとこの中のひとつに、とんでもなく古いものが混じっているトラップなんではと恐れたものであった。

    しかし、それよりもさらに気になったものがあった。
    外箱に奇妙な絵が小さく描かれていたのだ。
    耳の付いたホイミスライムのような生き物が、首をちょん切られて血を噴き出している絵だった。
    …………。
    …………。
    まだ一度もお会いしたことのない方にこんなことを言うのはなんですが、松原さん、あなたはカンゼンに狂ってます。

    あ、いま気づいた。
    さっきのベビースターラーメンの賞味期限だが、もしかしたら暗号になってたのかもしれない。
    解読したら、
    「オ・マ・エ・ハ・ア・シ・タ・シ・ヌ」
    とかになってたのかもしれない。
    そうに違いない。
    まんまとしてやられました。

■ 2003/12/10
    しまった……。
    買ったばかりのマフラーを、誤っていきなり捨ててしまったのであった。た……。たぬき。きんたま。マクローリン展開。
    ショックのために、ついしりとりをしてしまう始末。
    それにしても、買ったものをいきなりゴミ袋に捨ててしまうとは。
    買った袋のまま床に投げ出していたので、コンビニ袋やらなんやらの他のゴミと一緒に捨ててしまったのですよ。
    気づいたのがゴミ出しをした後だったのが致命的でした。
    ゴミ捨て場にはまだ残ってる段階で気づいたんですが。
    しかし、ご近所の目のある中、ゴミ袋を再び持ち帰ってくる勇気を持てませんでした。
    ゴミ収集車が回ってきたのを、狂おしい目で窓から見つめてしまいました。
    周りが気になってゴミ袋を持ち帰れなかったのもさることながら、高々2900円でそんな目をしてしまう自分の小心っぷりに絶望。
    そういうことってよくありますよね。
    あるべきです。

    そういえば近頃、卵かけご飯を作る時、卵を割った中身を茶碗ではなくごみ袋の方に落とし、手に残った殻を見てから「ああっ!」と気づくことがたまにあります。
    そんな時も、ごみ袋に落ちた中身を掬って食べるどうかで、狂おしい思いに苛まれたりします。
    そういうことってよくありますよね。
    あるべきです。

■ 2003/12/08
    ひげそり負けした。
    いままさにひりひりしている。
    それにしても、32歳にしてひげそりにも勝てないとは。
    自分のちっぽけさにあらためて気づかされる。
    しかも相手はカミソリの中でも最も脆弱な安全カミソリなので、もはや話にもならない。

    北条氏康は、息子の氏政がご飯に味噌汁を食事中に二回かけているのを見て、
    「何十年も食事を続けていながら、適量も見分けることができないとは」
    と嘆いて北条家の滅亡を予感したと言うが、まさしく自分が叱られている気分。
    なんとしても、次は勝たねばならない。
    ひげそりの分野では負けることがわかっているので、何か別の分野で勝負をするのが賢明であろう。
    でも、勝てそうな分野が思い当たらない。
    形状からしてキン肉ドライバーが有効そうなのでプロレスで勝負を決したいところではある。
    しかし夜中に一人でそんなことをしてたらキチガイと思われるので避けたい。
    まったく難しいところである。
    これはやはり、男の勝負には次はない、ということなのだろう。
    負けたら次はない、という覚悟でひげをそらねばならなかったのだ。
    わたくし、男子たる者の覚悟を、またも華麗に学んでしまった。
    また一回り男の器がでかくなった。

■ 2003/12/06
    なんてこった。
    「気のせいですよ」
    と仰ってくださる方がいなかった。
    やはりそうでしたか。
    薄々感づいてはいたのですが。
    ウフフッ。

    ところで実話なのだが、パーティの帰りで、唐突に美女に声をかけられた。
    なんと第9回ジャンプ小説賞受賞者の城崎火也さんであった。こちらに気づいて、挨拶してくださったらしい。
    一度お会いしたいと思っていたのでラッキーだった。
    というのも担当編集者に、
    「城崎がものすごいダイエットをして、いきなりえらい美人に変身した」
    と聞いていたのだった。
    しかし、変身前を知らなかったのが惜しかった。仮面ライダーにせよキカイダーにせよデスピサロにせよ、変身後のみを見ても、サプライズは少ないはずなのだ。わたくし、肝心なところを見逃してしまった。
    城崎さん、もう一度復元してから痩せ直してください。
    ぜひ。

    あ、そういえばなんと、偶然ホテルの部屋が城崎さんと隣どうしだった。
    なんというギャルゲーのごとき展開。
    当然、幼なじみが窓越しに会話するような定番に移行することを空想した。
    しかし、そんな展開には至らなかった。
    当たり前ですが。

    ということまで書いたところで、結局前回と同じく、人と会話をしたことを嬉しげに書いていることに気づき、小生ショックで眠れなくなる。

    あ、またもや華麗にパクってしまった。
    自分の美しさが憎い。

■ 2003/12/04
    ジャンプ小説大賞の何がオススメかといって、これはもう、受賞者がパーティでスピーチをする必要がないということに尽きる。
    コバルトのパーティを見ていて、わたくしそれを再認識した。
    こちらでは受賞者は皆、華やかな場の壇上でスピーチしなければならないのだ。
    ジャンプ小説大賞に原稿を送ってて本当に良かった。

    しかしながらわたくし、人が緊張してスピーチをしているところを見るのは好きなのであった。
    自分が人前で話すのが苦手なので、人が壇上で舞い上がったりしてるところを眺めるのが、大好きなのであった。
    人間として最悪なのであった。

    今回も皆さん、ずいぶんと緊張されていた。
    ダッシュ文庫の大賞受賞者である海原零さんは、さすが海原というだけあって、
    「このお吸い物を作ったのは誰だッ!」
    とキレていた。
    ウソですが。
    ただ、スピーチの最後に礼をしたときに、マイクに頭をぶつけそうになっていた。
    じつに好印象であった。
    ぼくの中で、海原さんの評価が5ポイント上がる。

    その次に、前に日記でも書いた東佐紀さんがスピーチなされた。
    わたくしは、海原さんの後を継いで、マイクに頭突きをかましてくれるものと信じた。
    ボボ・ブラジルばりのジャンピング頭突きぐらいはやってくれるに違いなかった。
    そして「キェェェェッ!」と奇声を発しながら壇上で暴れてくれるに違いなかった。
    そしてフォークを振りかざして辺りの人に襲いかかってくれるに違いなかった。
    途中からブッチャーに変わってませんか。
    しかし、悲しいことにそんなボケはしてくれなかった。
    ぼくの中で、東さんの評価が2082ポイント下がる。

    緊張していたことを妙に恥じ入っておられた海原さんに「日記のねたにでもしてください」と言われたので、ウッカリ書いてしまった。
    でも、そんなに恥ずかしがることないですよ。特にヘンなところはなかったですし。

    しかしそれにしても、人と会話したことをいちいち嬉しがって日記に記述しているぼくは、まるでクラスの孤独な少年が、たまに同級生に相手をしてもらって喜んでいるみたいなカンジに思えてきた。
    気のせいですか。
    なんか恥ずかしくなった。
    でも、よくよく考えると実際その通りなので、まあいいやと思った。

■ 2003/12/03
    納豆を食べていて、ふと神様と人間の距離ということを思った。

    現代における神様と人間の距離は、おおよそ人間と納豆菌の間ぐらいであると考えてみる。
    納豆菌の中の一匹が例え人間を崇めていても、人間はその個々を識別できず、まとめて食べて虐殺してしまう。そんな距離感。

    すると数百年前では、その距離はだいたい人間と犬ぐらいの距離だったと言えるだろう。
    懐いてくる犬には恵みを与える、ってな感じ。
    もっと昔になると、ギリシャ神話やイエスなどのように、距離がほとんどゼロになるほど身近になる。

    昔の人と今の人とで精神性が大きく違うことはないはずである。
    ということはつまり、環境に関する知識が増すごとに、神様との距離は広まっていくってわけである。
    ニュートン力学、電磁波動論、相対論、量子論……と、世界の有り様を記述する法則を知るたびに、神様はその外側に置かねばならなかったためだろう。
    神様との距離と、知識とは比例するわけである。

    ひるがえって、小説について。
    書けば書くほど、面白みから遠ざかる感覚を持つことがある。
    技術や法則を身につけていくたびに、自分に不足な部分が見えてきてイヤになるわけである。
    つまり、足りない部分ばかりが目について、物語の真実(面白み)が見えなくなってくるのであった。

    もしかすると、知識を身につけることで、かえって物語の神様との距離が広がっているとも言えるんではないか──
    ふと、納豆を見てそんなことを思ったのであった。

    そんな電波な一日を過ごす。

■ 2003/11/30
    パーティで上京したついでということで、複数の編集部と打ち合わせをした。

    その中で最も激しく記憶に残ったのは、ダッシュ文庫であった。
    担当の美少女編集者F田さんが、豪快に遅刻してきたのであった。
    そして自分が遅刻したにもかかわらず、
    「なんじゃい、文句あるんかワレ」
    といったまなざしで辺りを睥睨されていたのであった。
    その雰囲気は、まさに11月10日にも書いた 悪魔の声そのもののカンジであった。
    ジロリとしたその視線に、わたくしの身は瞬時に、蛇に睨まれた蛙になった。
    なんという不条理。
    わたくしはなんにも悪いことしてないのに。
    ウワサに聞く彼女の豪胆ぶりを垣間見ることができた。
    とても怖かったです。
    夢に出てきました。
    この恐怖は一生忘れられないことでしょう。
    でも仕事の話はぜんぜん覚えてません。

    あ、冗談ですからね。おおよそ。

■ 2003/11/27
    コバルト&ダッシュ文庫のパーティに行ってきた。
    パーティ会場にいる間、周りを見渡してしみじみ思ったことがあった。
    最初に帝国主義で世界を支配したのが欧米諸国でほんとに良かった。
    もし東洋が先に帝国主義になってたら、今頃、フォーマルな場での常識はマゲとかになってたわけなんである。いや、ほんとに。
    「キミぃ! 社会人にもなって、大事な商談に弁髪にしてこないとは何事かね!」
    とか上司に叱られてた筈なんである。
    そしてその上司はワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナみたいな頭をしてるわけである。
    まったく身の毛もよだつ世界である。
    そんな世界だったら、わたくしはまともに社会人になんてなれなかったに違いない。

    今もそうだろ、と心の声に突っ込まれる。

    なんにせよ、欧米が世界を支配したからこそ、ネクタイぐらいで許してもらえるようになったのだ。
    ほんとに良かった。
    鄭和後は閉鎖路線を行ってくれた中国や、信長を殺してくれた明智光秀に感謝せねばならない。

    そんなことをパーティの間考えていた。
    関係ないが名刺をほぼ切らしていた。気づいてはいたんですが。
    いやはや。

■ 2003/11/22
    トップページに載せたように、ジハード文庫版の表紙は、6巻全部が絵巻物のように横に繋がるようになってるのです。
    誰も知らなかった驚愕の新事実。
    実際に繋げてみると、でっかいジグソーパズルみたいで愉快です。
    ぜひ試してみてください。

    しかし、トップの画像は、よく見るとわかるように、表紙をセロハンテープで繋げて取り込んでるんですよね。
    微妙に汚くてすみません。
    うちのスキャナがもっと大きかったら、原画のコピーをスキャンして繋げられるんですけど。
    無念です。

    ところで、先日の「嵐世記」に引き続き、「ウイニングポスト4」にはまる。
    おお。ダビスタより面白いではないですか(個人的好みとして)。
    ダビスタはリアルを追求するというコンセプトのためか、何百何千と生産しないと強い馬は作れないんですよね。
    逆にウイニングポストはゲームであることを前提にしているようで、ゲーム内の理論に従うと強い馬が出てくるようになってるのです。
    忍耐力のないぼくには、こっちのほうが愉しかったです。

    いまようやくゲーム内で10年目に突入したところなんですが、すでに殿堂馬が3頭も出ました。
    海外G1まで勝ちまくりました。
    数年で国内G1を総ナメですよ。普通では考えられないことです。
    まさか、自分にこれほど調教者の素質があったとは。
    動揺を制することができません。
    どうすればいいのでしょうか。
    この素質をウッカリ発揮してしまったら、と思うと、自分の恐ろしさに背筋の凍える思いがします。
    そういえばこのサイト、ふと気がつくともうすぐ30万ヒットになろうとしています。
    ということはつまり、わたくしはいままでに30万人もの肉ドレイを作ってしまったことになります。
    おそろしいことです。
    たいへんなことをしてしまいました。
    いったいこれからどのように罪を償っていけばいいのでしょうか。
    とりあえず、テレビに出てる若い女性の映画評論家は何故みんな友達口調なのか、という難問に答えてくださる肉ドレイから、順に解放していこうと思います。

■ 2003/11/20
    ぼくはいま2DKのマンションに住んでいる。
    だが、こうしたマンションには、どうも秘密基地的雰囲気がないのをしみじみ実感する昨今。
    あるいは、自分の城的雰囲気というか。
    わかっていただけませんか。
    子どもの頃、山の中にダンボールや笹などで「自分だけの秘密基地」を作るのに熱中した人も多いと思う。ぼくもそうだ。
    どうも、清潔なマンションはそうしたワクワク感に欠けるんである。
    これは少年独特の感覚なんでしょうか。

    とにかく、ボロくて薄暗いアパートの方が、「自分の秘密基地」的感覚があって、いい感じなのである。ワクワクして落ち着くんである。
    そういう理由からではないのだが、ぼくは結構最近まで、(↓)のようなアパートに住んでいた。





    写真は、引っ越し寸前でダンボール箱が積んである状態です。
    懐かしい。
    ちなみにここには10年住んでました。
    こういうカンジの仕事場を借りて秘密基地にしようかなあと考えている今日この頃なのであった。
    家賃二万円ぐらいのやつ。

    ところでふと思い出したのだが、上のアパートでは昔、ちょっとしたカタストロフィがあった。
    それについて、なんとなく開陳しがちになっておこうと思う。

    いまから思えばよく耐えられたものだと感心するのだが、上記の部屋にはエアコンというものがなかった。
    盆地の京都でエアコンもなく過ごすというのは、超人的な身体能力を必要とする。
    真夏など、部屋の気温が40℃になることがあった。

    まあそんなわけで、真夏の昼間は、玄関と窓を全開にして過ごしていた。
    全開にしないと死んでしまうので、仕方がないことなのであった。
    一方、ぼくは睡眠時、寝苦しいと無意識的にズボンとパンツを脱いでしまう癖がある。
    つまり、昼寝をしている場合、玄関から中を覗き込むと、裸のわたくしをウッカリ観察できてしまうわけである。そしてご存じのように、銀のエンゼルの姿をしたそのわたくしを写真に撮って5枚集めると、おもちゃのカンヅメがもらえるのである。
    ただ、周りに住んでるのはみんな70歳ぐらいのお婆さんだったので、特に問題はなかった。

    しかしある日のこと──
    昼寝をしてると、突然玄関の方で「ひっ……」という小さい声とともに、スザザッという後ずさりする音が聞こえた。
    宅急便配達のお姉さんであった。
    お姉さんは、壁の向こうに隠れながら「すみませーん、宅急便ですー……」とこちらに向かって呼びかけた。
    豪快に申し訳ないことをしてしまった。
    本当にすみません。
    そんなささやかなカタストロフィ。

    ちなみに、これが定金の全裸を目撃した二人目の女性のエピソードなのであった。
    ちなみに、一人目は銭湯のおばちゃんである。
    素敵。